ファーストカスタム CG550EX
ファーストカスタム CG550EX です。
倒産しましたが、ファーストカスタムの車は、現在2023年でもこれを超える車はないといってもよいでしょう。
名前の通り、550の全長はハイエースでは他にはありません。アネックスが似たようなものはありますが、内装のセンスはまったく違います。
今販売されるキャンピングカーでも、こういったクオリティーの車はありません。ハイエースを改造すると、どうしても尻下がりになります。ですから、出来上がっても、廃番、製造中止になるケースも多々あります。
横からの写真を見ればわかりますが、縦ラインから後ろが500デカいのです。ジル520だろうが、この30センチは、キャブコンにとってとても大きな違いになります。


この後部ベッドの大きさを見ればわかりますが、キャブコンの後部2段ベッドでこれだけの大きさは他にはありません。

カムロードのようなべニア構造やFRP構造ではなく、ハイエースの骨組み構造にしてあるために、我々建築の国家資格を持つものが、内部構造を見てみると、まったく断熱性能が違う車に仕上がっています。プロの中でもプロは知りますが、結露が凍る車もありますが、このCG550の断熱性能は現代でもトップでしょう。
当時、ファーストカスタムだけといってよいでしょう、衝突安全などの試験もおこなう、ユーザーファーストの会社でした。倒産した今、製造に特化し、バンテックの商品を手がけるようになりましたが、コストダウンにとらわれず、ユーザーファーストを大切にした、このCG550の復活も望みたいと思います。
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キャンパーハウス 名車物語