キッカケは iPhone 7 Plus に付くいろんな機能、とりわけ
”デュアルカメラ” が面白そう ということでした。 以前から iPhoneを使ってみたいとは思いつつ、手持ちのAndroidや Windows Phoneで十分と思ってたのと、iPhoneは高いということから様子を見ていました。
それでも最近になって「何か買い物をしたい」という衝動もあり、iPhone 7 Plus (Black)の32GBモデルを購入しました。 SIMフリー機を Appleのオンラインストアから購入手続きをして - 発売開始時にすかさず申し込みしたはずだけど - 手元に届いたのは9月23日でした。
初めて iPhoneユーザになる人が気を付ける事
知りませんでした、
iPhoneのSIMカードのサイズは「Nano SIM」(最近のSIMの中では 一番小さいヤツ)なんですね。 手持ちのスマホからSIMを入れ替えようと思ったら入らない! 明らかに大きさが違うことを後から知って慌てて交換手続きをしました。
まあそれでもとりあえずWi-Fiがあるから、と思ったら2つめのトラップ!
「iPhoneは最初に使えるようになる(アクティベーションする)ためにSIMカードが必要」。 これも知らなかった! 周りにいる人に Nano SIMを借りることでアクティベーションをなんとか完了しました。 この作業が終わればSIMなしで Wi-Fiだけでも使えます。 ただし、iPhoneを初期化するとまたアクティベーションが必要になります。
iPhone 7 Plusの印象
分かってはいたけど、「デカい」、「重い」 ですね。 でもその分画面が広く高精細なので、見ていてウットリする美しさがあります。
Retinaディスプレイは全部そうなのですが、その画がドットの集まりには見えない、誰かが精密な絵を描きこんだかのように美しいですよ。
iPhone 7 デュアルカメラは?
ここがポイントだったのですが…。
正直に言って、「やはりスマホのカメラには限界がある」ということだと思います。 倍率は1~10倍へ変更可能ですが、2倍まではレンズが標準で対応しているのでそれなりに美しいです(それでも一眼レフなどの画質に慣れている人からすると???です)。
10倍などは完全にデジタルズームで無理やり拡大しているのが分かってしまいます。 逆にこれをなにかの効果として使えるとアートになるかもしれないけど。
あまり iPhone 7 Plusのカメラ機能に期待しすぎるのは禁物だと思いました。
それでも良い点はあります。 もちろんスマホのカメラとしては十分に美しい写真が撮れます。 手ブレ補正もx1、x2レベルでは十分に効いているように思います(x2用のレンズには光学式手ぶれ補正の仕組みは付いていないようですが)。
また、明るいレンズを利用していることで、暗い場所でもなるべくISO感度を上げないように努力しているようで、夜の撮影時にシャッタースピードが 1/16やもっと遅いスピードで撮影している(普通なら手ブレしてしまう)ことも多いです。
iPhone 7 Plus の 「ホームボタンが物理ボタンじゃなくなった」のは大丈夫?
プロのレビュアーなどを中心に、普段からApple製品をかなり使い込んでいる人からは「ホームボタンが押し込めないのがイヤだ」という意見が多いようです。
iPhone 7 からはホームボタンは実際はボタンじゃなくって、その場所を
押し込もうとすると後ろから振動が伝わって「押し込んだ感触」が得られる(Taptic Engineという機能)ようになっています。
個人的には「しっかり押し込んでいるように感じ取れる」と思うので、かなり自然に慣れました。 意外だけど、「ホームボタン」の設定でこのクリックの強弱は「1(一番弱い)」に設定すると一番シックリきます。
iPhone 7 Plusの 「32GB」 の容量は足りる?
これは完全に使い方によって変わると思います。
以下は、[設定]-[一般]-[情報] の内容の一部
32GBモデルの「実際の容量は合計で 27.63GB」 です。
まだ使い始めて3日ですが、20GBは空き容量があります。 自分は最近あまり音楽を聴いていないのと、聞くときは Amazon Prime Musicからのストリーミングで済ませてしまうことが多いので、この20GBを使い切ることはなさそうです。
撮影した
写真の容量を見てみても、
1枚当たり 1MB~ 5MBです。 5GBを使うのに1,000枚から5,000枚。 最近ではクラウドに保存しておくサービスもあるので、ある程度たまったら他へ移すことで容量確保も簡単にできると思います。 それでも内蔵ストレージが 128GBあったら何も考えずにいろいろできるかもしれないですけどね。
iPhone 7 ここまでの総評
とにかくデカい&重いのは事実。片手で操作し続けてると手首をちょっと痛めそうです(ひ弱)。 でも、とにかく画面が美しい&広くて1画面の情報量が多い!これは感動モノです。
あと、
7 Plusはバッテリー容量が多め(確か 2,900mAhです。 iPhone 7 は 1,960mAh)なので、十分に一日以上使える(あまり使わない日なら2日はバッテリーが持つ)ようです。
A10フュージョンCPUも凄いようで、すべての操作の快適性が高いです。 iPod touch 第6世代を持ってるのですが、これもかなり高速に動くと思ってたけど、iPhone 7 Plusを使ってみたらさらに高速に動くので感動しています。
値段が値段だけに個人的には買う勇気が必要だったけど、とても良い作りの、スマホというよりちょっとした美術品のような高級感の漂う一品だな、と思ってます。
PS 上の iPhone 7 Plus の写真は、
透明のソフトTPUケースを付けた状態で、画面には購入当時に付いてたフィルムをそのままつけてます (フィルムの外側にホコリがついてる… 貧乏人)。